同義語:ネガトレ、ネガティブグリッパー、ネガグリ、ネガティブ
筋力トレーニングには、3つの局面(収縮、伸張、等尺)があり、そのうちの伸張性収縮のことをネガティブトレーニングという。
ハンドグリッパーの場合、閉じる動作をポジティブ動作(収縮)、開く動作がネガティブ動作(伸張)にあたる。
ホールドという種目の場合は、等尺性の運動(アイソメトリクス)となる。
このネガティブトレーニングの利点は、ポジティブ動作で扱えない強度のハンドグリッパーを扱えることである。
筋肉は、ポジティブ動作よりもネガティブ動作の方が強い筋力を発揮することができる。
例えば、キャプテンオブクラッシュグリッパー®の#1はクローズできるが、#2はクローズできないヒトがいたとして、#2ぐらいであれば、ネガティブ動作を行うことはできる。
ネガティブトレーニングの効果として、より強い強度のハンドグリッパーを扱えるため、最大筋力があがるとされている。
しかし、ネガティブトレーニングは諸刃の剣であり、自分が取り扱えないようなグリッパーを無理やり扱うため怪我のリスクが非常に高い。
握力トレーニング初心者には決しておすすめできない種目である。