レーティング(RGC)

同義語:RGC、Redneck Gripper Calibration

類義語:aRGC

RGC deviceのひとつ

レーティングとは、各社から販売されているハンドグリッパーの強度をRGCという共通の方法で評価しようとする試みのことである。

たとえば、IronMind社のCoCの#4は、カタログに365lbと記載されている。

また、Heavy GripsのHG350は、カタログ的には350lbと書かれている。

では、CoC#4とHG350はほぼ同じ硬さなのかというとそういうことではない。

この365lbだったり350lbというのは各社が各々の方法で測定したものに過ぎない。

これを会社が独自に出している強度のことをカタログスペックと言ったりする。

難しい話になるが、同じCoCの#4だったとしても強度というのは異なる。

これを個体差というが、スプリングという構造を有している以上こういったことが発生してしまうのがハンドグリッパーなのである。

そういった個体差含め、このグリッパーはどういった硬さなのかというのを画一的に評価しようとしたのがレーティングである。

RGCはRedneck Gripper Calibrationの略語であるが、意味に関して調べると難しく、あまり気にしないほうが良い。

RGC=レーティングと考えてほぼ良い。

また、レーティングは通常ポンドで表示されるが、ロシアなどの一部の国ではkgで表示されることもあるため注意が必要である。

CPW(キャノンパワーワークス)でのレーティングや、日本人、アメリカ人のレーティング値は基本ポンドを使用している。

レーティングの方法は2つある。

1つ目は、ハンドグリッパーのハンドル先端におもりを吊るしてどれぐらいの重さでグリッパーが閉じるか測定する方法。

2つ目は、aRGCというマシンをつかって、クレーンスケールを用いてどれぐらいの強度でグリッパーが閉じるかを測定する方法である。

いずれにしても誤差は存在し、測定者によっても容易に5~10lbs程度変化する。

また、スプリングの素材やハンドルの長さ、ハンドルの幅によってもグリッパーの閉じやすさは変わるため、同じレーティング値だからといって同じ難易度とは限らない。

ちなみに、RGC deviceは輸入でなら購入できる。

販売サイト:https://www.armassassinstrengthshop.com/products/rack-mount-rgc

aRGCに関しては、2021年に購入できたが2022年現在製造中止し購入できない。

販売サイト:https://grippermania.ru/

レーティングの参考になるサイト:CPWのRatings Data